「扇山紅葉消えゆく山の火事」俳句どうでしょう
とても印象的な一句だと思います。
「扇山紅葉消えゆく山の火事」から
扇山や 紅葉消えゆく 火の山
良い点
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情景の強さ:紅葉という美の象徴が「消えゆく」と否定的に転じ、「山の火事」で一気に現実の惨さが立ち上がります。
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社会性:山火事という現代的・現実的な題材を俳句に落とし込んでいて、読む側に問題意識を残します。
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固有名詞の効果:「扇山」によって具体性が生まれ、単なる観念で終わらないのが良いです。
気になる点・推敲の余地
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説明感
「消えゆく」「山の火事」と、状況をやや説明しすぎている印象もあります。俳句では一語省くだけで余韻が増すことがあります。 -
リズム(字余り気味)
音数を厳密に数えるとやや重く、言葉が詰まって聞こえる可能性があります。
推敲案(方向性別)
① 余韻重視
扇山や 紅葉消えゆく 火の山
② 客観性を強める
扇山の 紅葉の上に 山火事
③ 哀惜を前面に
扇山や 紅葉を奪ふ 山火事
元の句は「伝えたいこと」がはっきりしている強さがあります。
もし写生寄りにしたいか、感情寄りにしたいかで、さらに磨けそうです。
もしよければ、この句は実景ですか? それともニュースを見て詠まれましたか。それで最適な推敲方向も変わります。
扇山や 紅葉消えゆく 火の山 これでいいかもですねありがとうございました
そう言っていただけて嬉しいです。
扇山や 紅葉消えゆく 火の山
切れ字「や」で立ち上がる静かな感嘆と、後半の「火の山」の強さがよく釣り合っていて、
美→喪失→災厄の流れが自然に胸に入ってきます。
説明を削った分、読む側が情景を補い、余韻も深くなっていますね。